FUN365 | Fukushi Universal Network 社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団

FUN365とは?

私たちの仕事は、365日、
障がいのある方たちの日々に向き合う仕事です。
幼児から高齢者まで様々な生きづらさを背負って
暮らされているみなさんとの日々は、
たくさんの気づきや学び、そして喜びに満ちたもの。
私たちは、
そんな障がい者福祉がもたらしてくれる喜びを、
地域の皆さんとも分かち合いたい。
例えば施設に来ていただき、
ケアを体験してもらったり、
地域を盛り上げる活動を、共に企画し実践したり。
一緒に笑ったり、ほっこりしたりすることで、
障がいのある人もない人も、
みんなが普通に支え合えるような
地域にしていきたいのです。
そんな思いを私たちは
ブランドミッションに込めました。

私たちは、福祉(Fukushi)の「ヨロコビ」を、
もっとユニバーサル(Universal)に、
つまり「当たり前」にしていく
ネットワーク(Network)を
地域につくっていくことを日々、目指しています。
障がいのある人もない人も、日々笑い合える
喜びに満ちた毎日のために。
私たちの次なる挑戦にご期待ください。

社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団

理事長のご挨拶

平素より当法人の運営につきまして、皆様からのご理解、ご支援を頂き誠にありがとうございます。

近年、我々は自然災害や新型コロナウィルス等、想定を超えるリスクにさらされており、人口減少による働き手不足や物価高等、取り巻く環境も日々厳しさを増しております。

現在、すでに日本のすべての業界で人材獲得競争が激化しており、これからの日本は、我々が経験したことのない少子超高齢化社会に進んでいきます。人材の確保は我々が事業を継続していくために欠かせないものであり、待ったなしの重要課題であります。そういった人材確保の問題解決を図るため、外部パートナーのご協力を得て、法人のブランド戦略を策定いたしました。

ブランドミッションである「FUN365」を旗印にして、ブランド戦略のゴールである「日本一、スタッフも、ご利用者も、地域の人たちも一緒にワクワクしながらいろんな挑戦をしている社会福祉法人」を目指していきたいと考えております。

「FUN365」は1年365日障がい者福祉が楽しいという意味だけでなく、福祉(Fukushi)の「喜び」を、もっとユニバーサル(Universal)に、つまり「当たり前」にするネットワーク(Network)を地域につくっていく、という思いを込めています。「FUN365」をご利用者、ご家族の方、地域の方、職員スタッフが共有できる合言葉にしていきます。

私が何よりも大切にしたいのは現場力の向上です。日々現場で利用者の方に向き合っているスタッフ、それを支えている事務スタッフが自分たちの仕事に誇りを持って働ける法人にしていきたいと考えております。それが、サービスの向上のための最大の取り組みだと考えております。

次に地域社会から必要とされる法人運営を目指してまいります。当法人は大阪府内で17事業所を展開しております。各事業所が地域に根ざした運営を行い、時代のニーズに即した福祉サービスを提供することができるよう、これからも尽力してまいります。

今後も、ご利用者の皆様のニーズを真摯に受け止め、質の高い福祉サービスを提供し、地域に貢献することはもとより、法人運営においても安定した経営が行えるよう役職員一同、努力してまいりたいと考えております。

令和7年4月1日
社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団
理事長 山田 忠男

ヒストリー

「社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団※」は1969年4月1日、自立生活を送ることが容易ではない比較的重度の知的障がい者(児)を、総合的に支援する施設「金剛コロニー」を運営する法人として、大阪府により設立されました。
※設立当時は「大阪府精神薄弱者コロニー事業団」という名称

設立当時、国内では知的障がい者(児)数に対して、支援を受けることができる施設や定員が少なく、重度の障がい者(児)の場合は家族が自宅で介助をすることが当たり前の時代でした。

そんななか社会からは、整備された施設の設立を求める声が高まり、厚生省(現:厚生労働省)より大規模入所施設の開設を目指した「コロニー構想」が提起。それに伴い、1970年に大阪富田林の地に設立されたのが「金剛コロニー」です。

「金剛コロニー」では、当初重度の知的障がい者(児)が多くを占めるにも関わらず、職員は経験の少ない若者が中心。人員配置も十分でないなか利用者一人ひとりに寄り添おうと、支援業務に奔走する日々だったといいます。

社会の要請から誕生し、大阪府の方針に沿って順調に運営を続け、知的障がい者(児)への施設サービスにおいて大きな役割を果たしてきた事業団。その後、8寮が順次開所し、1973年には定員850人を有する入所施設として少しずつ歩みを進めていきます。

そんな事業団に、大きな転機が訪れます。
きっかけとなったのは、1981年の国際障害者年を機に浸透した「ノーマライゼーション」の理念でした。施設入所から、地域における自立生活への転換を迫る考え方の浸透と世の中の要請に伴い、大規模入所施設の役割の見直しが求められるようになったのです。

この状況のもと、大阪府によって府立施設のあり方が検討され2003年、「金剛コロニー再編整備の方針」が示されました。これにより、金剛コロニーは、「施設の地域展開と利用者の計画的な地域生活への移行」を進め、「利用者の状態にあった施設種別への転換」を図ることとなり、同時に事業団は法人の自立民営化を目指すこととなったのです。

事業団職員はこの方針のもと、地域での施設やグループホームの立ち上げ、職員の確保に奔走。大きな身を切る経営改革には多くの職員が難色を示し、地域からは障がい者施設をつくることに反対する声もあがりました。職員は日々の通常業務に加え、再編整備を進めるための膨大な業務をこなしながら、同時に利用者の地域生活への移行に向けて、利用者や家族、地域住民の理解を得るために多くの説明会を実施。何度も何度も丁寧な説明を繰り返しました。

2003年にスタートした再編整備。2017年に法人の自立民営化を成し遂げ、2019年には最後のグループホームが開所。16年にも及ぶ長い再編整備を終え、事業団は新たなスタートを切りました。

創立以来、約半世紀、事業団が何より大切にしてきたことは、“ご利用者一人ひとりの生きるヨロコビ”を第一に考えること。障がいのある人もない人も共に支え合える社会に、そして、障がい者福祉をもっと地域の当たり前に。そんな社会を実現するために、私たちは、福祉(Fukushi)の「ヨロコビ」を、もっとユニバーサル(Universal)に、つまり「地域の当たり前」にしていくネットワーク(Network)、FUN365をすすめてまいります。

法人概要

法人名
社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団
事業内容
第一種社会福祉事業、第二種社会福祉事業及び公益事業
設立
1969(昭和44)年4月1日
代表者
山田 忠男
職員数
事業団職員総数 1,297人(常勤換算 994人)
(令和6年4月1日現在)
事業所数
17事業所 (事業所指定数:59)
利用者数
約3,000人
予算規模
約79億円(令和6年4月1日現在)
定款
定款
令和6年度現況報告書
現況報告書

評議員・役員名簿(令和7年1月1日現在)

役員名 氏名 役職等
評議員 荒木 敏宏(あらき としひろ) 関西福祉科学大学心理科学部心理科学科教授
評議員 上原 健嗣(うえはら けんじ) 上原合同法律事務所弁護士
評議員 芝本 とも子(しばもと ともこ) 富田林市民生委員児童委員協議会会長
評議員 白土 隆司(しらつち たかし) 特定非営利活動法人NPOかんなびの丘理事長
評議員 杉本 圭相(すぎもと けいすけ) 近畿大学医学部小児科学教室主任教授
評議員 森泉 摩州子(もりいずみ ますこ) 徳島文理大学保健福祉学部人間福祉学科教授
評議員 行松 英明(ゆきまつ ひであき) 社会福祉法人大阪府社会福祉事業団理事長
理事 山田 忠男(やまだ ただお) 社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団理事長
理事 板橋 裕二(いたはし ゆうじ) 社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団業務執行理事
理事 宮脇 章二郎(みやわき しょうじろう) 社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団業務執行理事
理事 岩城 由幸(いわき よしゆき) 社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団指導監査室長
理事 岡田 満(おかだ みつる) 近畿大学医学部関西国際空港クリニック所長
理事 田中 康博(たなか やすひろ) 社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団すくよか施設長
監事 芝 弘至(しば ひろし) 芝公認会計士事務所公認会計士
監事 中谷 和司(なかたに こうじ) 社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団大阪事務所長

役員報酬の基準について

役員の報酬については、「社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団 役員等報酬規程」に基づき支給しています。
社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団役員等報酬規程(令和6年7月1日施行)

第1期事業団中長期計画 (令和5年度~令和8年度)

事業団中長期計画(概要)

事業団中長期計画(実行計画の概要)

昭和44年4月1日 社会福祉法人大阪府精神薄弱者コロニー事業団設立
昭和45年4月1日 大阪府立金剛コロニー運営受託
平成5年4月1日 大阪府立明光ワークス運営受託
平成7年4月1日 大阪INA職業支援センター開所
平成8年4月1日 法人の名称を社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団に改称
平成15年12月 「府立金剛コロニーの今後のあり方について」が示される
平成15年12月1日 ワークくみのき(現/地域生活総合支援センターワークくみのき)開所
平成18年7月1日 ワークさつき開所
平成19年4月1日 すくよか開所
じょぶライフだいせん開所
平成20年4月1日 かんなびのさと開所
地域生活総合支援センターきらら開所
明光ワークス自主運営開始
平成21年4月1日 地域生活総合支援センターおんど開所
平成23年4月1日 指定出資法人の指定の解除
地域生活総合支援センターあい開所
平成25年4月1日 茨木市立障害福祉センターハートフル運営受託
平成28年4月1日 こんごう開所
地域生活総合支援センターいま開所
平成29年4月1日 大阪府により大阪府立金剛コロニーを
大阪府立こんごう福祉センターに改称
かつらぎ開所
にじょう開所
大阪府障害者福祉事業団自主運営開始
令和2年3月31日 大阪府へ出捐金を返還
令和3年4月1日 こども発達支援課設置
令和6年1月1日 北大阪事務所設置