“子どもたちの笑顔のために!”と言いつつ大人も楽しんだクリスマス会 ~強度行動障害を抱える児童のユニットにて~

「子どもたちに、本物の屋台を体験してもらいたい!」
そんな思いで始まった2024年のクリスマス会。
屋台の製作はクリスマス会の2か月前から始まりました。
私たち職員はクリスマス会当日に子どもたちにサプライズをしようと、子どもたちが学校へ行っている間にひっそりと準備を進めました。
私、支援員の吉永もユニット行事担当として製作に携わりました!
ここは大阪府障害者福祉事業団、こんごう福祉センター内にある“さわやか”という事業所です。未就学児から高校生までの障がいを抱える児童が入所しています。
中でも、重度の知的障がいと強度行動障がいを抱えている児童が生活を営む、だいちユニット。だいちユニットで暮らす子どもたちは特性上、刺激の多い環境が苦手である場合が多いです。そのため、日常的にたくさんの人でにぎわっている場所へ足を運ぶことは難しいのです。
そんな子どもたちにも、「本物の屋台の雰囲気を味わってほしい!屋台の美味しい料理を食べて欲しい!」という職員の思いで、室内に屋台を作り、クリスマス会を実施しました。
クリスマス会当日には子どもたちに、サンタクロースやトナカイの柄がついた衣装を着てもらいました。
クリスマス会の会場へ入ると、子どもたちは目を輝かせて会場を見まわしていました。
席へ着くとさっそく、サンタクロースに模した施設長から、一人ひとりプレゼントを貰い、思わずにっこり。素敵な笑顔を見せてくれました。
プレゼントを貰ったら、いよいよお待ちかねの屋台での食事。
普段口にすることが少ない、様々な料理を用意しました。アメリカ料理ではポテトとハンバーガー。和食ではお寿司とおでん。韓国料理では色んな味付けのチキンとスープ。イタリアンではパスタとサラダ。
今回は、好きなものを好きなだけ食べて良い、ビュッフェスタイルにしました。各々好きな食べ物の場所へ行き、「これちょうだい!」と言わんばかりにすごい勢いで指をさし、職員に意思を伝えてくれました。
食後にはデザートとしてクリスマスケーキを食べ、子どもたちは大満足の様子。その様子を見た職員もにっこにこ。たくさんの笑顔に包まれ、素敵なクリスマス会を過ごすことができました。
次はどんなイベントを企画しようかなぁ。
今後も“さわやか”での様々な活動を紹介し、皆さまにFUNのお届けをします。ぜひまた見てくださいね! Let’s have FUN 365!
ささわやか だいちユニット 吉永